フレーム矯正でわかる修理屋の技術
2019/06/10
こんにちは、アイプラス武蔵小金井店です。
最近時事ネタが多かったので、本日は修理のことを掘り下げて書いていきます。
フレーム矯正について
地味な内容ではありますが、ここを疎かにするとまた破損してしまうリスクが高くなってしまいます。
故障したその後のケアで端末の寿命が決まります。
人間でいう骨格のような非常に大切ものですので当店ではパネル交換の際、歪みがあれば必ずご案内しております。
経験とスキルで差が出てくる部分ですので、フレーム矯正は修理屋の腕を見るひとつの判断材料と思ってください。
本日、アイフォンでスリープボタンが押されっぱなしになってしまう症状の端末が来ました。
こういった症状は大きく分けて3つのパターンが考えられます。
①ケーブルが断線、もしくは消耗してクリックする機能が失われてしまった。
②フレームがへこみ、動かすことができないため押せなくなってしまった。
➂基板起因の故障
ケーブルを交換するにもバッテリーと基板を外さなければならないため、
一度バラバラにして原因を突き止めます。ちなみに今回は②でした。
ケーブルの機能は問題がなかったための必要がなかったのですが、
逆にパーツ交換では治らず矯正で改善しなければならない症状です。
アルミニウムのへこみを車のように分からなくなるまで直したいのですが、
現在そのレベルの修理をやる場合端末の中身を入れ替えるような修理になってしまいかなり高額になってしまいます。
なので、専用の工具を使いカーブをたたき直す、もしくはやすりや歯医者でつかうような
ドリルで削り直して壊れる前の状態に限りなく近づけます。
今回の修理はフレームとボタン両方とも歪んでいたため、ある程度たたき直して
形を整え、削って若干遊びを持たせ、押せるようになりました。
なぜ必要なのか
もちろん、やった方がいいけれどやらなくてもギリギリ入る修理もあります。
代表的なのが、タッチパネルガラス、液晶画面交換のときです。
このiPhone5Sの四角が歪んでいるのは写真でおわかりいただけますか。
たとえば適当な矯正をし、無理やりはめたとすると時間の経過とともに
ベゼルというガラスと液晶の接着部分のようなところが剥がれてきたり、
常にストレスがかかっていますので、再び割れやすくなってしまいます。
突き指が癖になってしまうのに近いかもしれません。
だからこそ、修理の際に必ずできる限りもとのストレスがない状態に
近づけなければならないと私たちは考えております。
修理後のケアも大切です
ただ、どこまで矯正しても、一度割れてしまった端末は割れる前の状態と比べると
また壊れてしまうリスクがついてきます。
ほとんどの修理店がまた割れてしまった時の保証をつけておりません。
なのでケースであったり強化ガラスで保護をおすすめしております。
当店ではセールの日もたまにありますし、ガラスコーティングもご案内できます。
端末がごわつくのが嫌なお客様は、お客様自身でも加入できる携帯保証サービスも
ありますので、修理後の故障に備えていただければと思います。
まとめ
ただ部品を交換するのではなく、その後も安心して使っていただきたいので、
技術や知識の提供は惜しみません。
もちろんすべての端末を直すことが出来ればいいのですが、
手遅れのものも中にはあります。
それでも、お受け取りの際に故障前の状態にお手頃な価格で
限りなく近づけますので、お困りの際は是非
iPhone修理のアイプラス武蔵小金井店にお任せください!